尾張陸運では「日本一幸せな社員を創る」をテーマに 多様な働き方のできる環境を推進しています。
現在は名古屋東物流センターの倉庫で勤務していますが、最初はドライバーとして入社しました。晴丘事業所で部品などを運ぶ仕事をしていましたが、股関節を痛め、手術やリハビリで1年間休業し、復帰時に声をかけてもらったのが当時開業したばかりの名古屋東物流センターでした。 配送の受付を経て、正式に名古屋東のリフトマンになりました。ドライバーは毎日いろいろなところへ行く仕事ですが、リフトマンは1日を同じ場所で過ごします。自分にはこの働き方が合っていたようで、すんなりと溶け込むことができましたね。
ただ、前任者の退職に伴って現場のリーダーを任されたときは参りました。パソコンでの管理やパートさんへの指示など、慣れない仕事ばかり。もちろん自分でも勉強をしましたが、パソコンの得意なパートさんや隣の部署のリーダー、常駐している取引先の方に助けられたことが大きいですね。チームワークの大切さを学ぶこともできました。
60歳になったことを機に、若手にリーダーを任せました。現在はリフトに乗ったり、商品のピッキングをしたり、リーダーのフォローをしたりする“何でも屋”です。倉庫には老若男女、国籍も様々なパートさんがいるので、彼らに指導をするのも私の役目。特に10代の若手の成長は孫を見ているようでうれしいものです。
2022年に勤続20年表彰をいただきました。ドライバーから倉庫と形を変えても、働き続けられたので、これからも身体が動く限りは尾張陸運で頑張りたいですね。仕事があるなら、部署はどこでもいいと思っています。
ドライバーに憧れて入社し、当時の上司からマルシェの担当者に任命されました。右も左も分からず参加した初回でしたが、来場いただいた地域の方とのふれあいが嬉しく、「もっと地元の方にも出店してほしい」と地域密着のマルシェを目指すきっかけとなりました。
地元でマルシェを主催する方に出店者を集めていただいた2020年を経て、21年にはインスタグラムを通じて自分たちで出店者を募集。定員を上回るご応募をいただきました。出店者の方からは「従業員が駐車場の誘導をしていて、安心感がある」という評価もあり、名古屋西営業所の皆さんのご協力のたまものです。
「愛西マルシェ」から「おわりくマルシェ」に名前を変えながら今年で4回目。会場内でトラックの乗車体験をしていることもあり、街中で赤いトラックを見つけると声をかけてもらうことも増えました。マルシェを通じて、会社と地域の距離が縮まっていることは嬉しいですね。キッチンカーなどを持たない地元の方が気軽に参加できるよう、22年は発信が難しい地元商店や企業にもお声がけし、試験的に朝市も始めました。
現在は倉庫業務に配置転換となり8時に出勤し、17時に退社。マルシェや朝市の準備は主に自宅での作業です。さらに、出店者と繋がるために各地のマルシェに足を運ぶなど、仕事とマルシェの両立は簡単ではありませんが、マルシェを通して得た人脈はお給料では買えない私の〝宝物〟です。今後は、マルシェや朝市を通して企業やお店と地域の方が出会い、そこから雇用や新たなビジネスが生まれる。そんな場所を目指したいと思っています。
朝は4時~5時の間に出社します。まずはワインやウィスキーを積み込んで、店舗へ配送します。それが終われば二回戦です。一回戦は毎日、お酒の配送と決まっていますが、二回戦は日によって様々。本社ツーマン事業部に所属していますが、二回戦は他の営業所の仕事を手伝うこともあるので、紙や雑貨、食品を運ぶこともあれば、建材やソーラーパネルを運んだこともあります。
いろいろなところに行ってみたい。新しいことをするってワクワクする。そういう性格なので、毎日違う仕事ができるのはとても楽しいですね。 現場で意識しているのは、取引先の担当者や環境に柔軟に対応することです。運送の仕事では、運ぶ「商品」を見ることは当然ですが、私は積込地や配送先で出会う「人」もしっかりと見るようにしています。相手がどのようなことを求めているかを考えて仕事に反映することで、お互いに気持ちよく仕事ができると思っているからです。
現在はだいたい15時頃に仕事が終わるので、帰宅後は家族との時間です。小さな子供が2人いるので、おむつ替えもお風呂も何でもやりますよ。もし、仕事で嫌な思いをしても、家に帰れば「今日の仕事は今日で終わり」と切り替えられるところが、ドライバーのいいところですね。
2023年1月からは、新オープンの準備の為に名古屋北物流センター(小牧市)で勤務します。配車業務にも携わるので、所属するドライバーがいろいろな仕事を経験して、経験値を上げ、今以上に仕事の楽しさを感じることができるような配車をしたいと思っています。
代表の「農業をやれ」の一声で、2017年にアグリ事業が始動しました。農地を探し、農業初心者の私は近くの畑に足を運んで、農家の方に野菜の育て方を教えてもらいました。
現在は野菜と米を栽培し、社内で運営する食堂で使ってもらったり、従業員に販売したりしています。農業を始めて4年目になりますが、まだまだ素人仕事。今後、事業を継続するためにも社外にも販路を広げることが不可欠なので、安定した品質の野菜を継続的に提供できるよう腕を磨かなければいけないですね。
アグリ事業はドライバーや倉庫作業を“卒業”した従業員の生涯雇用の場として位置付けられていて、現在は58歳の私と長年本社で事務をしていた70代の女性が農業に従事しています。経験して分かったことですが、未経験の50代が農業に携わるのは簡単ではありません。これから入ってくる人たちのためにも、農業の工場化や加工施設なども考えていく必要があると考えています。
尾張陸運に入社するきっかけはビジネスホテルに勤務している時に「窓の外の景色が変わらない仕事はしたくない」と思ったことです。トラックなら移り変わる景色を見ながら仕事ができますからね。ドライバーとして仕事をした後、本社倉庫での勤務や本社の管理職を経て、現在のアグリ事業です。まったく畑の違う部署へきましたが、野菜はどれだけ手をかけても自分の思い通りには育たないところが、人材育成をしていた管理職と似ていると思います。そして、農業を始めてから“窓の外”ではなく全身で季節の移ろいを感じることができているので、ひとまず定年の65歳までは頑張りたいと思っています。
名古屋東物流センター内にある企業内保育園の「ひまわりこども園」で保育士兼事務として働いていた時に妊娠し、産休・育休を経て同センターの事務職として復職しました。出勤前に1歳の娘をひまわりこども園に預け、終業後にお迎えをして帰るのが日課です。
主な仕事は、センターから荷物を出荷する際の受付業務です。荷下ろし先は予約制のため、ドライバーのスケジュールや荷物の出荷状況をみて予約を取り、指示された量を積んでいるか、行先が間違っていないかを確認します。渋滞で予約時間に遅れそう。当日になって荷物が大幅に増えた。日々、大小様々なトラブルがありますが、できるだけドライバーを優先して対応するよう心がけています。積み込んで終わりではなく、運送と荷下ろしがあるため、ここではできるだけ心地よく作業してほしいと思うからです。出荷が落ち着く午後に、配送から戻ったドライバーと言葉を交わす時間が1日の楽しみですね。
名古屋東物流センターは輸送と倉庫のほかに保育園と学童もあり、社内でも職種の多い職場です。そのおかげで、育休からの復帰時に職種を変えることができました。今は事務職として、受付のほかにパートの給与計算やシフト管理も担当していますが、倉庫で活躍するリフトの仕事にも興味があるし、将来はもう一度保育士として働きたい気持ちもあります。どれもセンター内で挑戦できる仕事です。
センターのことや物流のこと、知らなかったことを知って、バラバラだった知識がつながったときが何よりもうれしいので、もっと知識を深めて仕事の幅を広げていきたいと思っています。